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VPSにWordPressをセルフホストする方法(完全ガイド)

インストール、設定、最適化のヒントを網羅した、VPSにWordPressをセルフホストする方法の詳細なガイドです。

VPSにWordPressをセルフホストすることで、サーバー環境を完全にコントロールでき、パフォーマンスの向上やアプリケーションのカスタマイズの柔軟性を得ることができます。本ガイドでは、WordPressをVPSにインストール・設定するために必要なステップを解説します。従来のセットアップとDockerコンテナの両方の方法を紹介します。

VPSプロバイダーの選び方

インストール作業に入る前に、VPSプロバイダーを選択してください。以下は、WordPressホスティング向けの人気VPSサービスの比較です。

プロバイダー月額料金CPUコア数RAMSSDストレージウェブサイト
Contabo VPS5.99 EUR48GB200GBContabo
Hetzner Cloud4.15 EUR22GB20GBHetzner
DigitalOcean6 USD11GB25GBDigitalOcean
Vultr6 USD11GB25GBVultr
Linode5 USD12GB25GBLinode

詳細な比較情報については、完全なVPS比較をご覧ください。

VPSにWordPressをセルフホストする手順

ステップ1:VPSの準備

  1. サインアップ:プロバイダーを選び、アカウントを作成します。
  2. イメージの選択:Linuxディストリビューションを選びます(Ubuntu 20.04 LTSがおすすめです)。
  3. プランの選択:トラフィックとストレージニーズに合わせて適切なプランを選択します。
  4. VPSへのアクセス:サーバーがプロビジョニングされると、IPアドレスとrootアクセスが提供されます。

ステップ2:初期設定

  1. VPSに接続

    ssh root@your_server_ip
  2. システムの更新

    apt update && apt upgrade -y

ステップ3:必要なパッケージのインストール

LAMPスタックのインストール

WordPressを動かすには、Apache、MySQL、PHP(LAMPスタック)が必要です。

apt install apache2 mysql-server php php-mysql libapache2-mod-php php-xml php-mbstring -y

MySQLのセキュリティ設定

MySQLのセキュアインストールスクリプトを実行します。

mysql_secure_installation

ステップ4:WordPress用のデータベース作成

  1. MySQLにアクセス
    mysql -u root -p
  2. 以下のコマンドを実行
    CREATE DATABASE wordpress;
    CREATE USER 'wp_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'your_password';
    GRANT ALL PRIVILEGES ON wordpress.* TO 'wp_user'@'localhost';
    FLUSH PRIVILEGES;
    EXIT;

ステップ5:WordPressのダウンロードと設定

  1. WordPressをダウンロード
    cd /var/www/html
    wget https://wordpress.org/latest.tar.gz
    tar xzvf latest.tar.gz
    mv wordpress/* ./
    rm -rf wordpress latest.tar.gz
  2. パーミッションの設定
    chown -R www-data:www-data /var/www/html
    chmod -R 755 /var/www/html
  3. wp-config.phpの作成
    cp wp-config-sample.php wp-config.php
    nano wp-config.php
    database_name_hereusername_herepassword_hereをデータベースの詳細に置き換えます。

ステップ6:Apache設定の最終化

  1. 新しいバーチャルホストを作成
    nano /etc/apache2/sites-available/wordpress.conf
    以下の内容を追加します:
    <VirtualHost *:80>
        DocumentRoot /var/www/html
        ServerName your_domain.com
        <Directory /var/www/html>
            AllowOverride All
        </Directory>
    </VirtualHost>
  2. サイト有効化とリライトモジュールの有効化
    a2ensite wordpress.conf
    a2enmod rewrite
    systemctl restart apache2

ステップ7:WordPressへアクセス

Webブラウザを開き、http://your_server_ipまたはhttp://your_domain.comにアクセスしてください。WordPressのインストール画面が表示されます。

Dockerを使ったWordPressのセルフホスティング

コンテナ化を希望する方は、Dockerを利用してWordPressをインストールすることもできます。以下の手順を参考にしてください。

  1. Dockerのインストール

    apt install docker.io docker-compose -y
  2. docker-compose.ymlファイルの作成

    version: '3'
    
    services:
      db:
        image: mysql:5.7
        restart: always
        environment:
          MYSQL_ROOT_PASSWORD: root_password
          MYSQL_DATABASE: wordpress
          MYSQL_USER: wp_user
          MYSQL_PASSWORD: user_password
    
      wordpress:
        image: wordpress
        restart: always
        ports:
          - "8000:80"
        environment:
          WORDPRESS_DB_HOST: db
          WORDPRESS_DB_USER: wp_user
          WORDPRESS_DB_PASSWORD: user_password
          WORDPRESS_DB_NAME: wordpress
  3. Dockerコンテナの起動

    docker-compose up -d

    http://your_server_ip:8000でアクセスできます。

よくある質問(FAQs)

自分でホスティングしたWordPressサイトを安全に保つにはどうすればいいですか?

MySQLユーザーの強力なパスワード設定や、HTTPSの導入が効果的です。また、UFWを使ったファイアウォールの設定や、WordPressの定期的なアップデートも重要です。WordfenceやSucuriのセキュリティプラグインを導入して、追加の保護層を設けることも検討してください。

VPSにWordPressをセルフホストするのは難しいですか?

最初はサーバー管理に不慣れだと難しそうに感じるかもしれませんが、明確な手順と練習を重ねれば管理は可能です。コマンドラインの操作経験があると、よりスムーズに進められます。Dockerを使えば、多くの複雑さを抽象化できるため、セットアップも簡単になります。

VPSを使ったWordPressの利点は何ですか?

共有ホスティングと比べて、環境をより細かくコントロールでき、パフォーマンスの最適化や稼働時間の向上が期待できます。サイトの規模に応じてリソースを拡張できるため、柔軟性やセキュリティも向上します。

セルフホスティングは、Web開発の世界に深く入り込み、アプリケーションを管理する自由を手に入れる素晴らしい方法です。