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VPS上でMatomoをセルフホストする方法(完全ガイド)

開発者やホムラボユーザー向けに、VPSにMatomoをセルフホストする方法を詳しく解説します。

Matomoは、あなたのデータを完全にコントロールできるオープンソースのウェブ分析プラットフォームです。VPS(Virtual Private Server)上にMatomoをセルフホストすることで、サードパーティの分析ソリューションと比べて柔軟性、パフォーマンス、プライバシーを向上させることができます。このガイドでは、VPSにMatomoをセルフホストする手順を、インストール方法と設定に重点を置いて解説します。

なぜMatomoにVPSを選ぶのか?

VPS上にMatomoをセルフホストすることで、環境のカスタマイズやデータプライバシー規制の遵守が可能になります。VPSにはいくつかの利点があります。

以下は、主要なVPSプロバイダーのコストと特徴を比較したものです:

プロバイダー初期料金特徴
Contabo VPS5.99 EUR/月大容量ストレージ、サポート良好
Hetzner Cloud4.15 EUR/月柔軟な料金設定と高性能
DigitalOcean6 USD/月簡単セットアップ、開発者向けツール
Vultr6 USD/月グローバルデータセンター、シンプルな請求
Linode5 USD/月一貫したパフォーマンスと堅牢なAPI

詳細な比較はこちらのVPS比較一覧をご参照ください。

前提条件

開始前に以下を準備してください。

ContaboHetznerDigitalOceanなどのプロバイダーは優れた選択肢です。

ステップ1:環境設定

SSHを使ってVPSにログインします。

ssh root@your_vps_ip

パッケージリストを更新し、必要な依存関係をインストールします。

sudo apt update && sudo apt upgrade -y
sudo apt install apache2 mysql-server php php-mysql php-cli php-curl php-gd php-xml php-mbstring unzip -y

ステップ2:データベースの設定

MySQLにログインして、新しいデータベースとユーザーを作成します。

sudo mysql -u root -p

以下のコマンドを実行します。

CREATE DATABASE matomo_db;
CREATE USER 'matomo_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'your_password';
GRANT ALL PRIVILEGES ON matomo_db.* TO 'matomo_user'@'localhost';
FLUSH PRIVILEGES;
EXIT;

これにより、Matomo用のデータベースと専用ユーザーが設定されます。

ステップ3:Matomoのダウンロードと設定

次に、公式サイトからMatomoをダウンロードします。

cd /var/www/html
wget https://builds.matomo.org/matomo-latest.zip
unzip matomo-latest.zip
rm matomo-latest.zip

Matomoディレクトリの権限を調整します。

sudo chown -R www-data:www-data matomo
sudo chmod -R 755 matomo

ステップ4:Apacheの設定

新しいApache設定ファイルを作成します。

sudo nano /etc/apache2/sites-available/matomo.conf

次の内容を記述します。

<VirtualHost *:80>
    ServerAdmin [email protected]
    DocumentRoot /var/www/html/matomo
    ServerName yourdomain.com

    <Directory /var/www/html/matomo>
        Options FollowSymLinks
        AllowOverride All
    </Directory>

    ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/matomo_error.log
    CustomLog ${APACHE_LOG_DIR}/matomo_access.log combined
</VirtualHost>

新しい設定を有効にし、リライトルールを有効化します。

sudo a2ensite matomo.conf
sudo a2enmod rewrite
sudo systemctl restart apache2

ステップ5:ウェブインターフェース経由でインストールを完了

ブラウザを開き、http://yourdomain.comにアクセスします。画面の指示に従ってセットアップを進めます。事前に作成したデータベース情報を入力します。

設定完了後、Matomoダッシュボードにログインできます。

オプション:Dockerを用いたMatomoのインストール

Dockerを使いたい場合の手順も簡単に紹介します。

  1. VPSにDockerをインストールします。
sudo apt install docker.io -y
sudo systemctl start docker
sudo systemctl enable docker
  1. 公式のMatomo Dockerイメージを取得します。
docker pull matomo
  1. Matomoコンテナを起動します。
docker run -d --name matomo -e MATOMO_DB_HOST=db -e MATOMO_DB_USER=matomo_user -e MATOMO_DB_PASS=your_password -e MATOMO_DB_NAME=matomo_db -p 80:80 matomo

これにより、最小限の設定でDockerを利用したMatomoの環境が整います。

よくある質問(FAQs)

VPS上にMatomoをセルフホストするのにどれくらい費用がかかる?

セルフホスティングのコストは選ぶVPSプロバイダーによります。Hetzner Cloudは月額4.15 EURからプランを提供しており、Contaboは月額5.99 EURからです。DigitalOceanやVultrも約6 USD/月でリーズナブルな料金を提供しています。分析ニーズに合った十分なリソースを確保してください。

VPSにMatomoをインストールするために必要な技術的スキルは何ですか?

Linuxの基本操作、SSHの操作、Webサーバーの設定に関する知識が必要です。また、MySQLのデータベース管理についても理解していると便利です。これらに不慣れな場合は、r/selfhostedなどのオンラインリソースが役立ちます。

既存のMatomoインスタンスから自分のセルフホスト版へデータを移行できますか?

はい、外部のMatomoからデータをエクスポートし、新しい環境にインポートすることが可能です。Matomoの公式ドキュメントに従って、バックアップと移行の手順を確認し、スムーズに移行してください。

このガイドに従えば、あなたも簡単にVPS上にMatomoをセルフホストし、アクセスコントロールと分析データの完全な管理が可能になります。