Independent testing Updated April 2026 387 self-hosting guides 5 VPS providers tested

guide

BeszelをVPSで運用:2026年の軽量モニタリングハブ

BeszelをVPSで実行するための完全ガイド。Beszelの概要、VPSの選び方、Dockerのインストール、そして最初のダッシュボード設定を解説します。

サーバーモニタリングは重いスタックを必要としません。Beszelはオープンソースの軽量監視ダッシュボードで、リアルタイムのCPU、RAM、ディスクI/O、ネットワーク統計情報を全体のフリートから一つのWeb UIで確認できます。SQLiteをバックエンドにしており、システム全体のリソース使用状況をシンプルに可視化します。このガイドでは、VPSの選び方、Dockerを使ったBeszelのデプロイ方法、そして最初のサーバーの監視設定について解説します。

Beszelとは?

Beszel(GitHub: henrygd/beszel)は、開発者とホームラボユーザー向けに設計されたセルフホスト型のサーバーモニタリングソリューションです。主要な特徴は以下の通りです。

Netdata(重くて複雑)やUptime Kuma(サービスのヘルスチェックに重点、システムメトリクスは少ない)と比較して、Beszelはクリーンなシステムメトリックスダッシュボードに特化しています。

なぜVPSでBeszelを運用するのか?

専用のVPSでBeszelを稼働させる理由は多岐にわたります。

Beszelに適したVPS比較

プロバイダー価格RAMストレージ特徴
Contabo VPS5.99 EUR/月8 GB200 GB NVMe長期間のメトリクス保存、EUリージョン
Hetzner Cloud4.15 EUR/月4 GB40 GB NVMeコストパフォーマンス最高、EUリージョン
DigitalOcean6 USD/月1 GB25 GB SSD初心者におすすめ
Vultr6 USD/月1 GB25 GB SSDグローバル展開可能
Linode (Akamai)5 USD/月1 GB25 GB SSDコスト重視、信頼性高い

ホームラボや小規模フリートの場合、Hetzner Cloud(4.15 EUR/月)はストレージと稼働安定性、APIの使いやすさのバランスが取れており特におすすめです。最大限のストレージ容量を求めるなら、Contabo(5.99 EUR/月)は200GB NVMeを備え、多くのサーバの長期メトリクス保存に適しています。

インストール:Dockerを使ったBeszelの展開

前提条件

ステップ1:Dockerのインストール

sudo apt update && sudo apt install -y ca-certificates curl
curl -fsSL https://get.docker.com | sudo sh
sudo usermod -aG docker $USER

ステップ2:Beszelハブのデプロイ

docker run -d \
  --name beszel \
  --restart unless-stopped \
  -p 8090:8090 \
  -v beszel_data:/beszel_data \
  henrygd/beszel

もしくは、Docker Composeを使用してdocker-compose.ymlを作成します。

services:
  beszel:
    image: henrygd/beszel:latest
    container_name: beszel
    restart: unless-stopped
    ports:
      - "8090:8090"
    volumes:
      - beszel_data:/beszel_data

volumes:
  beszel_data:

次に、以下を実行してデプロイします。

docker compose up -d

ステップ3:ダッシュボードにアクセス

ブラウザでhttp://your-vps-ip:8090に移動。初回起動時に管理者アカウントの作成を促されるので、強力なパスワードを設定してください。

ステップ4:サーバーエージェントの追加

監視したいサーバーごとにBeszelエージェントをインストールします。対象サーバー上で次のコマンドを実行します。

docker run -d \
  --name beszel-agent \
  --restart unless-stopped \
  --network host \
  -e KEY="<ダッシュボードから取得したエージェントキー>" \
  henrygd/beszel-agent

エージェントキーは、BeszelハブのUIのAdd Serverボタンをクリックしたときに生成されます。コピーして上記コマンドに貼り付けてください。

ダッシュボードの概要

サーバーが接続されると、Beszelのダッシュボードには次の情報が表示されます。

チャートはインタラクティブで、任意の期間を選択可能です。すべてのデータはSQLiteに保存され、/beszel_data/に格納されます。

よくある質問

Beszelはアラート機能をサポートしていますか?

はい。BeszelはWebhookを使った基本的なアラートをサポートしています。ダッシュボード上でCPU、メモリ、ディスクの閾値を設定でき、Discord、Slack、Webhookエンドポイントへ通知を送ることが可能です。

Beszelをリバースプロキシの背後に設置できますか?

可能です。BeszelはNginx、Caddy、Traefikの背後でも動作します。プロキシを設定してHTTPSトラフィックをポート8090に転送し、Let’s EncryptでSSL証明書を導入すれば本番環境にも適しています。

コンテナの再起動後もBeszelのデータは保持されますか?

はい。beszel_dataという名前付きボリュームをマウントすれば、SQLiteデータベースとメトリック履歴はそのまま保持されます。必ずDocker Composeファイルにボリュームを含めてください。

監視ワークロードに適したVPSの詳細比較は、こちらのフルVPS比較ページもご参照ください。